2014年3月28日金曜日

創造性について

 



映画「食べて祈って恋をして」の原作者であるエリザベス・ギルバートさんが
TEDでとってもためになることをおっしゃっていました。


日本語字幕がついた動画はこちらで見られます。


ものすごくはしょって要約すると、
芸術家の創造性は遠く未知の世界からやってくる存在によってもたらされるもので、
独りの人間の才能(天才)によるものではない。
そういう風に考えれば、芸術家はプレッシャーや肥大化したエゴに悩まされて
朝からジンを飲まなくてすむよ。

といったかんじでしょうか。

わたしはこのスピーチを見て、とても感動しました。
芸術作品を創造したことのある人なら誰もが味わう
悲しみと苦しみと、そしてなにより喜びがよく表現されているからです。

彼女自身の体験談と、彼女の周りの芸術家たちの、
インスピレーションがやってきたときの体験談がとてもユーモラスで面白いです。
創作活動につきものの、
あの気まぐれで制御できない「なにか」(古代ギリシャの人はダイモンと呼んだ)
とのつきあいをこんなふうにフランクにできたらいいなと思います。

最後の方に闘牛の話がでてきますね。

当時の人々は そんな時― 何が起きたか察し その名を呼びます 両手を合わせて 唱え始めます "アラー アラー 神よ 神よ" "あれは神だ" と 歴史の本によると― ムーア人は南スペイン侵攻時 その慣習も持ち込みました 長年かけて発音も変わり― "アラー アラー" から "オレー オレー" へ… 今でも闘牛とフラメンコで耳にします スペインでは 演者の驚異的な動きに― "アラー オレー" "すごい! ブラボー!" 神を垣間見るんです 素晴らしい まさにこれです

スペイン出身の芸術家パブロ・ピカソも闘牛をこよなく愛していました。
闘牛の中に神を垣間見ていたのでしょうか。

ところで、このスピーチを見て思い出したのが、
物理学者のリサ・ランドールさんのインタビューです。



「遠く未知の世界」って、こんな感じであるんでしょうかね・・・?

それにしてもリサ・ランドールさんも、エリザベス・ギルバートさんも
お美しいですね・・・







2014年3月26日水曜日

ココ・シャネル



むっっちゃくちゃつまらない映画でした。
お勧めしません。時間の無駄です。

どのくらいつまらないかというと、映画の中盤で時間を確認して
「ああ、あと45分もあるのか・・・」
とうんざりするくらいつまらない。

どこがどうつまらないかというと、
表現が紋切り型というか、
シャネルという人物だとかシャネルのデザインとか
その他大勢の人物の感情とか考えとかなんかもう全部 浅い!
特にタンゴを踊るシーンなんか
ダサいし無駄だし、こんなの見たくないし、みたいな
どうしようもない不愉快なシーンでした。

回想シーンになるときの昔のフィルムっぽくなる効果。
なんなのあれ。
ウィンドウズのムービーメーカーで編集したの!?
すっごく安っぽいんだけど!

「シャネル&ストラビンスキー」がむちゃくちゃ良すぎて、
落差にがっかりです。
「シャネル&ストラビンスキー」はシャネルという人物のミステリアスな魅力や
当時の文化や芸術に対する尊敬や理解、そして愛情にあふれた素晴らしい作品でした。

それに比べてこの「ココ・シャネル」はドラマチックなシャネルの生涯と
ネームバリューを利用して、わかりやすい映画をつくってお金儲けをしよう。
という浅ーい作品。

「ココ・アヴァン・シャネル」を見たときもつまんねーと
思ったけど、この作品はもっとつまらないです・・・
さいあく。


2014年3月25日火曜日

食べて、祈って、恋をして



とても素敵な癒しの映画でした。

バリに旅行に行きたいと考えていたので、参考までに借りたのですが、
イタリアに行きたくなりました 笑

印象に残ったのは、イタリアの
何もしない贅沢
という言葉です。
なにもしないって確かにものすごく贅沢なことだよなーと思います。
私なんか、何もしないことに罪悪感を感じてあれもしなくちゃこれもしなくちゃと用件を詰め込みすぎて、
すべてクリアできない自分はだめなんだ!と落ち込むことが多々あるのですが
たまにはゆっくりのんびり、自分を見つめ直す時間をもって、
いま、自分は何もしない贅沢をしているんだ!と思うといいと思いました。

お金もかからないし 笑

あと、ジュリア・ロバーツがイタリアで作った朝ご飯
ゆで卵とアスパラガスとオリーブと・・・あと何だっけ?
あれをまねしてみたいです。

これです↓これ

まさか画像検索でヒットするとは・・・

イタリアの方って、食べることをとても大切にしているんだなと思いました。
あんな風にお料理を心を込めて、丁寧に、
そして何よりも楽しみながらできたらいいなと思います。

ワインにパスタに恋愛に、そして何よりも人生を味わい尽くしているような
イタリア人のライフスタイルに憧れます。

あともう一つまねしたいと思ったのは、
バリのおじいちゃん占い師のアドバイス
微笑みながら瞑想する
です。
座禅とか瞑想とかやってみたいなー、やらなくちゃなーと思っていたのですが、
なんか難しそうだしつまらなそう・・・
そう思ってなかなかやらないでいたのですが、
この、微笑みながら瞑想するのはなんか楽しそうじゃないですか?
がん細胞が死滅しそう・・・笑

なにもしない、なにも考えない。
そんな瞑想の時間はなによりも素敵な贅沢ですね。

お金もかからないし 笑

また、映像のセンスが普通に小わざが効いてて良いです。
とくに、インドの結婚式を見て、自分の結婚式を思い出すシーン。
インドの衣装のまま、過去の結婚式で昔の旦那さんと本当に踊りたかった曲で踊るシーンがとても良かったです。

なんだか、現在の自分が、過去の自分と旦那さんを許すというか、
過去の傷を現在の自分が癒していることを象徴的に表していて。
癒しというのは自分で自分を許すことだな、自分を受け入れることだな・・・と。

あとは音楽も素敵です。
インドの場面でM.I.Aが使われているあたり、心憎いです。

以前紹介した『夏至』のような不思議な癒し効果のある作品です。
疲れた人におすすめ。




2014年3月22日土曜日

東京都現代美術館に行ってきました。


東京都現代美術館に行ってきました。



犬が二本足で歩く映像が、普通にエンターテイメントとしておもしろかったです。
あとは「馬に捧げる建築」という映像作品もなぜかじっと観てしまいました。
ただ単に動物が好きだから・・・?
ともあれ、最近映画をたくさん見るようになったので、
美術館で映像作品を見る目が確実に変わったなあ!と思いました。


髙田 安規子・政子さんと福田尚代さんの細かな仕事、繊細でふわっとした感じが
とても今っぽいなと思いました。
小さい頃から細かな作業がお好きだそうで、それを大人になっても続けているのがいいなと思います。
嫌なことって続かないし、
なによりも、子供のときからずっと好きなことって、その理由も含めて
その人の根源的なことに関わっているのではないかなと思います。
そういうことって大事だと思います。



常設展はラウシェンバーグと三木 富雄さんが良かったです。




2014年3月21日金曜日

シャネル&ストラヴィンスキー



いい映画でした。
冒頭の春の祭典の初演の再現シーンが圧巻で、
このシーンのためだけにゲオに100円払う価値があります。笑
新しい表現に対して戸惑う人、賞賛する人、
そして何よりも「初演の春の祭典」のリアリティー
(ストラヴィンスキーやニジンスキー、ダンサーたちの緊張感)がすごい!
ものすごくマニアックなところまで丁寧にリサーチして
作られた映画なんだなーと思います。

ディアギレフが同性愛者であることをほのめかすような描写がさらっと出てきたり、
知っている人には知っている小ネタがちょいちょいはさまっているのがいいですね。

また、シャネルの服やお家のインテリアがおしゃれなところがよかったです。
(「ココ・アヴァン・シャネル」のときはあまりおしゃれだと思わなかった・・・)

スレンダーでスタイリッシュなシャネルの体系によく似合っていてすてきでした。
ファッションって大事なんだなぁという説得力がありました。
また、シャネルのツンとしてクールで
ちょっと(かなり?)モラルがないけどカッコいい感じがリアリティがありました。
こういう性格じゃないとあのデザインは生み出せないよなあ・・・みたいな。
女優さんが元シャネルのミューズだったのでココ・シャネルのことをよく知っていたから
このリアリティと説得力のある演技ができたのだと思います。

(オドレイ・トトゥではいい人すぎるし可愛すぎる・・・)


2014年3月20日木曜日

マルコムX



とても素晴らしい映画でした。
一つの映画作品としても優れていて、
(構図や映像の切り替えや効果なんかかなり勉強になった。)
マルコムXの生涯や当時のアメリカの状況を知る上でも
よい映画だと思いました。

少し前に『JFK』を観ていたので、内容が少しリンクしたり、
この時代を立体的に観ることができたのがよかったです。

どちらの作品も、真実や信念、そして正義に命をかけた勇気ある人の物語です。

私はこの映画を観るまで、黒人解放運動とイスラム教の関係について全くの無知でした。
世の中、知らなければいけないこと、まだまだたくさんありますね。

それにしても、自分より立場の低い人間をいじめたり差別したり、
自分と違う考えの人間を排斥したり・・・
悪いことをする人間は、心が弱い。
というか心が弱い人間が悪いことをする。そんな風に思いました。

反対に、心の強い人間はそうした悪と戦えるんだなと。




「マトリックス」「グリーンブック」「ノー・カントリー」「ダ・ヴィンチ・コード」

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