中国の現代アーティスト蔡 國強 (さい・こっきょう、ツァイ・グオチャン)の制作の様子を追ったフィルムです。
火薬を使ったことで有名な現代アートの作家で、北京オリンピックの開会式などでも有名です。ダイナミックな作品はとても綺麗で感動しました。
ただ、中国政府がクライアントの作品を制作するときは自分のクリエイティビティーを発揮できず、中国政府の出す条件のもとでかなりエンターテイメント性の高い作品を制作しなければならないと言う葛藤が描かれており、見ていて辛いです。
アーティストが自分の制作したいと思うものを純粋に制作するのは非常に難しく、クライアントの意向や商業主義などに迎合しなくては制作が続けられないので、そこが難しい問題だと思いました。
映画の最後では、自分のおばあちゃんのために作った作品、空のハシゴの完成を見ることができます。
私の好きなM.I.Aの go off というミュージックビデオには蔡 國強 の作品の影響があるのかなーと思いました。
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