渋谷のBunkamuraにて開催されていたアントニオ・ロペス展を見てきました。
近くの金券ショップで展覧会の招待券を購入したところ、200円お得になりました♪
展覧会や映画なんかを見るときには、金券所ショップお勧めです!
肝心の展示内容ですが、とっても良かったです!
会期終了間際にすべりこみで見れてよかった~!と思いました。
まず、展覧会のポスターにもなっているマドリードの風景画。
とっても素敵でした!
アントニオ・ロペスは実際に道路や屋上にキャンバスを持っていき、
制作していたそうなのですが、
そのためか、絵の前に立つと本当に自分がマドリードにいるかのような臨場感を味わいました。
絵というよりも、額縁の中には窓があって眼下にはマドリードの風景が広がっている・・・
そんな印象をうけました。
てっきり写真を見て描いているのだと思っていましたが、
きっとその場で制作しないと出てこないものがあるのですね。
また、チケットにもデザインされている≪マリアの肖像≫は
鉛筆のデリケートな諧調がとっても綺麗でした!
ロペスは油彩もいいですが、鉛筆デッサンも同じくらい素晴らしいです。
建設途中の競技場を描いたデッサンも、建設途中でむき出しになっている柱や
建築部材の細かな線が非常に繊細に描かれていて美しかったです。
あとはテーブルの上に置かれたガラスの花器に生けられた、
薔薇やスミレをささっと油彩で描いた作品は、
テーブルクロスの白と淡いグレーの影だけでガラス器と水を見事に描いていて感動しました。
さすがヴェラスケスの国の画家だと思いました。
そんなアントニオ・ロペス展ですが、東京展は終わってしまいましたが、
長崎で6/29~8/25
岩手で9/7~10/27
に開催されるようです。
お近くの方はどうぞ。
お勧めの展覧会です。